top of page

家づくりの話をする前に

執筆者の写真: 青木 陽平青木 陽平

更新日:2024年5月30日


今日の話はまず私が第一子が生まれる前に参加した

小山市で定期開催されている「初めての子供を迎えるパパママセミナー」でのことについてです。


このセミナーで講師の方が開口一番に言ったのが

【これから子供が生まれてくるにあたってどのようなことが起こるでしょう。】でした。


講師からのこの質問に対しておおよそのパパママが回答したのは、


「子供が生まれたら家事をする余裕がなくなるのでその準備をする。」

「旅行に行けなくなるので今のうちに行きたい」

「旦那が育休を取れないので母一人で見られるか心配」


などの意見が大半でした。


ここで講師が次に言ったのは

「皆さんの気持ちはよくわかります。子育てって不安がいっぱいですよね。

でも赤ちゃんと過ごせる毎日って愛おしくて、楽しいこともいっぱいあって、本当にかけがえのない幸せを感じられるんです。

皆さんがもうすぐ生まれる段階になって大変なことに目が行きがちになってしまうかと思いますが、赤ちゃんいるからこそ感じられる幸せにもっと期待してください。

そして生れてからは確かに大変なこともありますが、それよりもっと大きな幸せが待ってますから。」

という言葉でした。


これを聞いたときに、いかに自分たちがネガティブな不安だけにとらわれていて本来望んでいた幸せについて目を向けられていなかったかを気づかされました。

このお話を聞いてからは子供が生まれてくるための準備をするのが心から前向きに取り組むことが出来るようになりました。



いま実際に生まれてからもうすぐ3か月になります。

1か月目、2か月目は慣れないことが多く赤ちゃんとの意思疎通も取れず悩んだり体力的にも精神的にもきつくなることはありましたが、今はセミナーで気づかされた初心を思い出すことで前を向いて子育てを幸せに向き合うことが出来るようになってきました。


あのセミナーがなかったら今の幸せを感じられていなかったかもと思うととても恐ろしいです。


このことを振り返ってみると家づくりもそうだなと思いました。


家づくりもお金のことや、仕様のこと、不安や妥協点などで悩みに悩んでかえって家族仲が悪くなってしまうなんてことも多々あるかと思います。


ただそういった具体的な話をする前に、あの時私たちが子供との幸せに気づかせてもらったように、その家族の初心や本質的な想いをまず見つめなおす。それをしてから本当の意味でいい家にできるように導くのが工務店としてあるべき姿だと考えるようになりました。


最後に住宅を検討されるご家族の方には

まずは家のことの前に、家族のことを見つめて、それから具体的なことに進んでほしいと思います。







Comments


designed by AK design office

bottom of page